短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 紺青の宙に居残る雲もまた 明日の朝まで香箱を組む

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深い悲しみや苦しみの中にいる時は、心の歩く早さが遅くなるのでしょうか。

例えば、車や自転車では見落としてしまう景色も、立ち止まりながらゆっくり見ると、こんなところに花が咲いていたと気がつくことはありませんか。

立ち止まって空を眺めたら、胸が痛くなるくらい美しかったりしませんか。

子どもの頃、雲の形に何かを見るということは絵本の中だけのことかと思っていました。大人になってみて、そうじゃなかったと気が付きました。

ぼんさん短歌は、澄み切って美しく、その美しさはもしかしたら悲しみを昇華されたから生まれたのかもしれないですね。

 

返歌

インディゴのタペストリーを飾る場所探してる間に猫が住んでる

 

香箱を練習中の子猫です「ねえ見てできた」でも組めてない

 

あの雲が僕には猫に見えている君には何に見えていますか