短歌読みます、うたあつめ。

拝見した短歌への、返歌や感想を書く、公開ファンレターです。

RE 雪の編む白いむしろに凧降りる 袴着た子のとなりにふわり

tanka.sblo.jp

 

この作品が生まれた背景も伺うと、よりイメージが膨らみますね。

雪が積もってます、ではなくて「白いむしろ」と描写して、そこに凧が降りてくるというイメージも、綺麗ですし、お正月の空気も感じます。

「ふわり」で結ぶ形も、柔らかくていいと思いました。

 

返歌

雪が編むブランケットを渡されたよけい寒いと言うに言えない

 

凧あげてぐいぐい天にのぼってく糸が千切れた今だけの鳥

 

一面の雪があんまり嬉しくて走った跡が書き初めになる